今回は、YouTubeを運営する上で、とても重要な、
そもそも、
「YouTubeの再生回数が伸びる方程式とは?」
について、僕の見解をシェアしていきたいと思います。
僕自身、
・チャンネル登録者数13万人越えのチャンネルを運営していたり
・動画1本あたりの再生回数、100万回再生越えを3本ほど投稿したり
と、YouTubeの再生回数を伸ばしてきた経験があるので、
今まで培ってきたノウハウと、
書籍や動画などでシェアされている内容を踏まえて、
今回の内容をシェアしていきたいと思います。
ぶっちゃけ、今回の内容を知らずに、
YouTube運用代行をしています!
とかいうのは、恥ずかしいレベルなので、
少しでも不安な方は、最後までご覧ください。
再生回数の方程式
まず、そもそも再生回数の方程式が、何で構成されているのかをシェアしていきます。
結論としては、2つの軸があると考えています。
①インプレッション数×クリック率(CTR)
②視聴者ニーズの母数×競合優位性×ブランド力
でも、この内容だけ見てもぶっちゃけわからないですよね(笑)
僕的には、①も重要なのですが、
②を知っているか否かで、企画の出し方や動画の作り方に大きな差が生まれ、
結果、本来100,000再生取れる動画が、100再生になる。
なんてこともあると考えています。
せっかく、YouTubeを始めたのに、
「再生回数が取れなくて、挫折した…。」
「え、YouTubeってこんなに大変なの!?」
なんてお声を聞き飽きるほどに聞いてきました。
なので今回は、①②の内容を紐解いて、
読み終わった瞬間から実践できるように、
わかりやすくシェアしていきたいと思います。
①インプレッション数×クリック率(CTR)=再生回数
まず1つ目の方程式は、
「インプレション数×クリック率(CTR)=再生回数」
という方程式になります。
そもそも、
「インプレッション数…!?」
「クリック率…!?」
となる方も少なくないと思うので、簡単におさらいしておくと、
インプレッションとは
所定のインプレッションを通じて、サムネイルが YouTube で視聴者に表示された回数
クリック率とは
視聴者がサムネイルを見た後に動画を視聴した頻度。
になります。
もう少しわかりやすいように、街中のカフェを例に上げると、
・インプレッション数
-カフェの前を何人が通ったか
・クリック率
-カフェの前を通った総人数の中で、実際にカフェに入った人の割合
みたいにイメージしてもらえると分かりやすいと思います。
これらを踏まえると、再生回数の方程式①は、凄くシンプルで、
YouTubeで表示される数字を、定量的に判断できる方程式になります。
②視聴者ニーズの母数×競合優位性×ブランド力=再生回数
次の方程式は、
「視聴者ニーズの母数×競合優位性×ブランド力」
という方程式になります。
大前提、2つ目の方程式に関しては、賛否両論あると思います。
というのは、再生回数の方程式①は、定量的に判断できるので良いのですが、
再生回数の方程式②に関しては、僕自身の経験と、
他の法人YouTubeプロデューサーのご意見を参考に、
独自に編み出した方程式になります。
なので、参考程度に見ていただければと思います。
まず、今回のテーマである3つの構成要素、定義づけを簡単にしておくと、
⑴視聴者ニーズの母数
・視聴者が普段から興味のあるテーマ
・ネタの強さ
・トレンド
⑵競合優位性
・チャンネル単体での競合優位性
・動画単体での競合優位性
⑶ブランド力
・視聴者から見たチャンネルへのイメージ
・知名度
こんな感じになるかなと考えています。
これだけ言われても理解できないと思うので、順番に詳細をシェアしていきます。
⑴視聴者ニーズの母数
1つ目の視聴者ニーズの母数は、3つの要素で構成されています。
・視聴者が普段から興味のあるテーマ
・ネタの強さ
・トレンド
そして、これらをさらに分かりやすく、解説していきます。
視聴者が普段から興味のあるテーマ
そもそも視聴者が普段から興味のあるテーマであるかどうか、
というのが非常に重要になります。
例えば、ビジネスをこれからやりたい、お金を稼いでいきたいという人が、
以下の2つの動画のどちらか見れる状況なら、どちらを見ると思いますか?
①ビジネス系インフルエンサー、マナブさんの動画
②筋肉系インフルエンサー、メトロンブログさんの動画
ほとんどの視聴者さんが、①のマナブさんの動画を見られるかと思います。
というように、シンプルに視聴者のニーズがどこにあるのか。
そして、そのニーズの母数がどれくらいあるのかによって、
再生回数は左右されます。
ネタの強さ
これも参考例を作ってみました。
あなたなら、どちらの動画の方が、ネタの強さを感じますか?
※動画編集やコンテンツ販売などの稼ぐ手段、カテゴリーは気にしないでください。
①起業支援センターさんの動画
②やなぎ【田舎でも動画編集ライフ】さんの動画
これは、①起業支援センターさんの動画の方がネタの強さがあると思います。
この2つの動画のネタの強さの違いは、
「期限が設けられているか」
「一般視聴者の認識の常識を超えているか」
に違いがあると考えております。
このように、同じネタでも、「ネタの強さ」というのが存在します。
トレンド
これは一言でいうと、
「世間が話題にしている内容か、どの程度まで盛り上がっているのか」
という点が重要になります。
例えば、野球を例に上げると、
2023年3月にWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)という、
野球界で一番の大会が開催されました。
テレビやYouTubeのニュースを開いてみると、
ほとんどがWBCのニュースでいっぱいになっていました。
では、その、
①WBCのニュースを2023年3月の盛り上がっている時に、動画を投稿
②今現在(2024年6月某日)に動画を投稿
どちらの方が、トレンド性があるでしょうか。
たぶんほとんどの人が、①の方がトレンドがあると考えていると思います。
そして、このトレンド性というのは、YouTubeの再生回数を取っていくうえで、
非常に重要な要素となってきます。
以上が、「視聴者ニーズの母数」というものを、分解した際の構成要素、定義づけとなります。
⑵競合優位性
次に競合優位性について紐解いていきたいと思います。
競合優位性については、2つの軸があります。
⑴チャンネル単体での競合優位性
⑵動画単体での競合優位性
順番に解説していくと、
チャンネル単体での競合優位性
まず、チャンネル単位での競合優位性に関しては、
特定のジャンルの中で、伸びているチャンネルの割合がどれくらいか、
というのが非常に重要になってきます。
例えば、
特定のジャンル内で伸びているチャンネルが10チャンネル中1チャンネル。
その1チャンネルが自分のチャンネルであれば、
競合優位性が低く、ニーズが一定数ある動画をYouTubeに投稿すれば、
再生回数が伸びやすい状態だと判断できます。
動画単位での競合優位性
次に、動画単位での競合優位性を説明していくと、
特定の企画を投稿する際に、
他のチャンネルで投稿している同じような企画が、どれくらいの割合で伸びているのか
が重要になってきます。
例えば、
「月収100万円稼ぐ方法」という企画を出したい。
となった際に、他のチャンネルで投稿している類似動画がどれくらい伸びているのか。
仮に全て伸びているのであれば、
競合優位性が低く伸びやすい状態だと判断できます。
⑶ブランド力
最後に、ブランド力の構成要素について紐解いていきたいと思います。
ブランド力の構成要素は2つあります。
⑴視聴者から見たチャンネルへのイメージ
⑵知名度
視聴者から見たチャンネルへのイメージ
まず、視聴者から見たチャンネルへのイメージといのを解説すると、
普段、視聴者が特定のチャンネルを見ている時の、経験を踏まえて、
そのチャンネルに対して、何かしら印象が形成されていると思います。
なので、仮に同じ動画内容の動画が投稿されている場合、
新規のチャンネルと馴染みのあるチャンネルとでは、
馴染みのあるチャンネルを視聴する可能性が高いと思います。
なので、視聴者から見たチャンネルへのイメージが大事です。
知名度
次に、知名度についてですが、
これはシンプルにどれだけの視聴者に知られているかという点です。
視聴者が知っているか、馴染みがあるかで、
視聴されやすいかどうかが変わってきます。
そして、最終的に再生回数に関係してきます。
まとめ
まとめると、再生回数の方程式は2つあります。
①インプレッション数×クリック率(CTR)
②視聴者ニーズの母数×競合優位性×ブランド力
になります。
それぞれ、定量的な部分もあれば、定性的な部分もあったかと思います。
とはいえ、今回シェアした内容は、
今後、法人のYouTubeチャンネルをプロデュースしていく際に、
とても重要なポイントになってきます。
また、クライアントと会話する際にも、
なぜ、伸びているのか?または伸びてないのか?
その他、何かふとした質問が飛んできた際も、
瞬時に適切な回答をできるか否かが、
法人Youtubeプロデュースでは、非常に重要になってきます。
今回の内容を踏まえて、今後のYouTubeに生かしてみてください。