YouTubeノウハウ

YouTubeアルゴリズムの仕組み

今回は、YouTubeのチャンネル分析をする上で、

とても重要な、

「YouTubeアルゴリズムの仕組み」

について、僕の見解を5つのトピックに分けてシェアしていきたいと思います。

 

僕自身、

・チャンネル登録者数13万人越えのチャンネルを運営していたり

・現在進行形で4chプロデュースさせていただいたり

と、YouTubeをリアルタイムで運営してきているので、

普遍的に変わらない基礎の情報から、

直近、僕が運営してきた中での気づきなどを踏まえて、

今回の内容をシェアしていきたいと思います。

 

YouTubeのアルゴリズムと聞くと、すごく細々と小難しいことを勉強しないといけない、

と、イメージされる方が多いと思います。

僕自身、最初、

「インプレッション数…!?」

「CTR…!?」

みたいに、横文字を並べられたり、

その役割について、いきなり説明されても、本当に意味が分かりませんでした(笑)

 

でも、法人YouTubeプロデュースをしていくうえで、

チャンネル、動画分析はもちろん、

クライアントから質問があった際に、

瞬時にデータを用いて回答できるかどうかが非常に重要になってきます。

なおかつ、クライアントはYouTubeのプロではないので、

いかに分かりやすく説明してあげるかが肝だったりします。

なので今回は、ただYouTubeのアナリティクスについて説明するだけでなく、

実際に僕がクライアントに対して、YouTubeのアナリティクスの説明をする際に使っている、

小学生でも理解できるような例話を交えて、シェアしていきたいと思います。

 

前提

YouTubeアルゴリズムの話に入る前に、

まず大前提の話を2つしたいと思います。

 

①アルゴリズムをハックしても動画が伸びるわけではない

②アルゴリズムの学習は基礎学習である

 

まず、YouTubeのアルゴリズムについて、

たまに誤解されている方がいらっしゃいます。

特に、

①アルゴリズムをハックしても動画が伸びるわけではない

は、声を大にしてお伝えしたいのですが、

アルゴリズムを勉強したからといって、

必ずしもYouTubeの動画が伸びる訳ではないと考えています。

 

僕のYouTubeアルゴリズムへの、一番わかりやすいイメージとしては、

YouTubeのアルゴリズムを理解できる=お医者さんがカルテを理解できる

だと考えています。

お医者さんは、検査結果、カルテを用いて、

患者様の病気に対する原因と対策を導き出しています。

これが、YouTubeのアルゴリズムの場合、

なぜ、この動画の数字が良いのか否か、

などの原因や、それに伴う対策を導き出すことができます。

 

なので、YouTubeのアルゴリズムをハックしたからと言って、

必ずしも動画が伸びるわけではないことを理解しておいてください。

 

そして次に、

②アルゴリズムの学習は基礎学習

ですが、先程の例話を用いて説明すると理解しやすいと思いますが、

YouTubeのアルゴリズムの勉強=お医者さんの基礎医療知識の勉強

だと考えています。

ちょっと想像してみてほしいんですけど、

例えば、自分が診断者だとして、体調が悪くなって病院に行った際、

お医者さんが診断する時に、まったく医療知識がない状態で、

自分を診断しているとなるとどう思いますか?

僕は恐ろしくてしょうがないと感じました。

 

つまり、YouTube運営者、

もっと言うと、法人の方を相手にYouTubeプロデュースをしていくのであれば、

知らないと危険と言っても良いくらいの基礎知識であるということを、

理解していただけたかと思います。

 

①YouTubeアルゴリズムとは

これから5つのトピックに分けて

アルゴリズムの仕組みについて紐解いていきたいと思います。

 

まず、YouTubeアルゴリズムの仕組みを触れる前に、

そもそもYouTubeアルゴリズムとは何?

といった点を整理していきたいと思います。

 

結論としては、

おすすめや検索結果に表示される動画の順番を決め、

視聴者に最適な動画を表示するための仕組み

になります。

 

なので、アルゴリズムの仕組みをこれからシェアしていきますが、

仕組みを理解した先に、視聴者に最適な動画づくりをするための、判断ツールとして、

アルゴリズムの仕組みを学んで言ってもらえればと思います。

 

②流入経路

まずは、YouTubeチャンネルを運営していくうえで、

視聴者がどういうルートで自分の動画を見つけてくれたのか?

その流入経路について、2つのトピックに分けて内容をシェアしていきたいと思います。

 

⑴流入経路の大枠がブラウジング機能&関連動画

まずは、以下の画像をご覧ください。

こちらは、僕が運営していた、とあるYouTubeチャンネルの、

流入経路が分かるアナリティクスになります。

 

こちらを見ていただければ分かる通り、

YouTubeを見ているほとんどの視聴者が、

ブラウジング(オススメ)機能、または、関連動画から見ています。

 

⑵動画の拡散プロセス

そして大枠の拡散プロセスが以下になります。

もう少し詳しく解説すると、

1⃣視聴者が動画を視聴
┗とある視聴者が動画を視聴する

2⃣他視聴者に拡散
┗その視聴者と視聴者属性の近い視聴者にオススメされる

3⃣他視聴者が動画を視聴
┗他視聴者がさらに動画を視聴する

4⃣さらに他視聴者に拡散
┗その視聴者と視聴者属性の近い視聴者にオススメされる

ざっくりこんな感じになります。

 

なので、そのチャンネルの運営スタイルにもよりますが、

基本的には、ブラウジング機能と関連動画が8〜9割を占めていると覚えておいてください。

 

③インプレッション数の増え方

次にインプレッション数の増え方についてシェアしていきたいと思います。

そもそも、「インプレッションとは?」となる方もいるかと思うので、

簡単におさらいすると、

インプレッションとは

所定のインプレッションを通じて、
サムネイルが YouTube で視聴者に表示された回数

といった意味になります。

 

では、ここから本題に入ると、

インプレッションの増え方で重要な点は2つあると考えています。

 

①一定インプレッションあたりの総視聴時間

②クリック率

 

順番に解説していくと、

①一定インプレッションあたりの総視聴時間

というのは、1インプレッションに対して、〇視聴時間のように、

一定数のインプレッションをされた際に、

どれだけの視聴時間を稼げたのかがポイントだと考えています。

 

理由としては、YouTubeは広告メディアで、

いかに優良顧客をYouTubeのプラットフォームに滞在させるか、

というのがポイントになってきます。

 

なので、オススメされ、動画が視聴された際に、

どれだけの時間、視聴者がYouTubeに滞在してくれたのかを見るために、

こちらの指標が重要だと考えています。

 

次に、

②クリック率

について解説していきます。

まずは、以下の資料をご覧ください。

こちらは、YouTube視聴者が、どのような流れで、

動画を見るのかというのを、簡易的に説明している内容になります。

こちらを見ていただくと理解しやすいと思いますが、

そもそも、視聴者にサムネイルがクリックされなければ、動画は見られません。

 

ここでよくある勘違いとして、

・動画が伸びないのは台本が悪いからだ!

・動画が伸びないのは動画編集が悪いからだ!

なんて言っている人がいます。

 

もしかすると、そこがボトルネックになっているかもしれません。

 

ですが、今一度、視聴者がどのような流れで動画を見るのか、

そして、その流れに沿って見ていくと、

どれだけクリックされるのか、

そしてクリック率というのが非常に重要だということが分かると思います。

 

④新規チャンネルの傾向

次に新規チャンネルを立ち上げてから、

どういうった軌道でチャンネルが成長してくいくか、

という内容をシェアしていきたいと思います。

 

まずは、以下の資料をご覧ください。

こちらの資料は、僕のとあるチャンネルを例に取り上げさせていただきました。

このチャンネルの概要としては、

チャンネル運用開始:2023年12月29日

視聴回数急増時期:2024年1月2日

となっております。

ちょっとうまく行きすぎた例で、参考程度に見ていただければと思います。

 

ここで一番伝えたい内容をお伝えすると、

YouTubeが動画をオススメするまでには、長期間の時間を要します。

今回は、たまたま1週間もなく、動画がオススメされましたが、

一般的には、2〜3カ月程度は、伸びないと思って運用してください。

 

そして、この新規チャンネルの立ち上げ時期というのは、

クライアントが一番不安になりやすい時期でもあります。

なので、しっかりと立ち上げ初期の動きなどを説明してあげて、

信頼を勝ち取ってください。

 

⑤動画は初速で伸びる

次は、動画の伸び方について、触れていきたいと思います。

結論から言うと、動画は初速は伸びて、あとから伸びなくなっていく。

といった性質があります。

 

参考までに、以下の資料をご覧ください。

こちらも僕が運営していた、とあるチャンネルの動画のアナリティクスになります。

見ていただくと分かる通り、

基本的には、初速で伸び始めて、少しずつ右肩下がりになっていく。

といった動きをします。

 

こちらの内容で一番お伝えしたいのは、

クライアントにしっかりと動画の伸び方などもシェアしてあげて、安心させてあげる。

という点になります。

クライアントは、YouTubeについて知らないケースがほとんどだと思います。

僕自身、クライアントから言われたことがあるのですが、

「この動画調子よかったのに伸びなくなったけど大丈夫!?」

という内容です。

クライアントは、意外にずっと伸びるであろう、

と思い込んでいるケースがあるので、しっかりと事前に伝えてあげてください。

 

まとめ

まとめると、YouTubeアルゴリズムで特に押さえてほしいポイントを5つシェアしました。

①YouTubeアルゴリズムとは
┗おすすめや検索結果に表示される動画の順番を決め、視聴者に最適な動画を表示するための仕組み

②流入経路
┗8,9割の流入経路はブラウジング機能&関連動画

③インプレッション数の増え方
┗インプレッションを増やすためには「一定インプレッションあたりの総視聴時間」と「クリック率」が重要

 ④新規チャンネルの傾向
┗一般的には、2〜3カ月程度は、伸びない

⑤動画は初速で伸びる
┗初速は伸びやすいが、少しずつ右肩下がりになっていく。

それぞれ、定量的な部分もあれば、定性的な部分もあったかと思います。

とはいえ、今回シェアした内容は、

今後、法人のYouTubeチャンネルをプロデュースしていく際に、

とても重要なポイントになってきます。

 

また、クライアントと会話する際にも、

なぜ、伸びているのか?または伸びてないのか?

その他、何かふとした質問が飛んできた際も、

瞬時に適切な回答をできるか否かが、

法人YouTubeプロデュースでは、非常に重要になってきます。

 

今回の内容を踏まえて、今後のYouTubeに生かしてみてください。